- 2022.09.05
- 全業種
低密度/グラウンドフィルタリングの併用例
公園敷地の再整備のため、点群からすばやく現況データを作成できます。
「低密度フィルタリング」
3Dスキャナ遠方の波状になった点群や浮遊物を密度から判定し、小範囲ごとのポイント数を満たしていない箇所の点群を、まとめて削除、あるいはグループ化できます。
グループごとに‘表示のON・OFF’ができるようになり、観測データを損なわずに編集を進められます。
「グラウンドフィルタリング」
地表面の推定解析により、目的には不要な植樹・建物部分をグループ化します。
フィルタリング数値を‘主な目的’により切り替えたり、パラメータの数値指定により地表面を割り出します。
赤色が地表面で、黄緑色が‘目的からは除外する点群’となりますが、 グループ化により‘表示をOFF’にします。
以上の2つのコマンドにより、観測点群から現況データを作る素地を作成できます。
会館前広場の改良
「低密度フィルタリング」により、3Dスキャナから離れた密度の低い点群の信頼度を「低い」ものとし、別グループ化、非表示に。
「グラウンドフィルタリング」により、建物やなど現場の目的には不要な点群を「グループ化」、非表示に。
動画は「低密度フィルタリング」と「グラウンドフィルタリング」、その後の「3次元図形作図」を組み合わせた例です。
最初の「低密度フィルタリング」では、立方体あたりのポイント数が100点を満たしているかを基準に、密度の低い箇所を目的から除外しています。
「ポイント数が少ない=3Dスキャナから遠い位置」であり、ポイントそのものの精度も劣化する場合が多いと言え、それらのポイントを計算によって、まとめて除外しました。
「グラウンドフィルタリング」の結果、木の植えられている場所、その囲いを上から見ても正確に捉えられるようになり、3次元結線や四角形図形が、簡単な3次元ビュー操作で作図できます。
フィルタリングによる除外点群は、「グループ化」によって残し、必要になった場合(例えば後で「景観」として表したい場合など)には、グループを表示して利用することができます。
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