- 2022.08.01
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点群部分抽出とグラウンドフィルタリング
点群部分抽出とグラウンドフィルタリング
WingEarthの点群グループから事務所の点群のみを選択表示し 床の構成点群を得る例です。
- 室内計測により密閉形状となった点群から天井面以外の領域を「部分抽出」します。
- 建築物では特に立面投影による範囲指定が有効になります。
- 透視投影に戻ると テーブルやパーティション、人を含めた点群が確認できます。
- グラウンドフィルタリングによって床の点群を自動推定し、不要な点群を削除します。
- 床の赤色 とそれ以外の黄緑色を条件にそって推定し削除やグループ化ができます。
- 「削除」によって床の点群のみを表示し グループ化によって「床面」の点群を利用できるようになります。
3Dスキャナは360度四方を計測できるため、建物の内部やトンネル、プラントなどで計測した場合は「WingEarth」の点群も“閉じた空間”ができることになります。
3次元のなかを自由に移動できるといっても、もともと狭い空間の場合、3次元移動も煩雑になりがちです。
そこで部分抽出により作業する点群を絞り込む機能や、グループ化によって表示のON・OFFを切り替え、閉じた空間をオープンにすることで、目的の点群のみにスムーズにアクセスできるようになります。
ビル内のフロア計画のため「部分抽出」によって天井に近い部分をのぞいた点群を用意し、部屋を上から覗く感覚で作業できるよう「編集のしやすさ」を実現し、床面のみの点群を収集するためにグラウンドフィルタリングを利用しています。
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